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【レビュー】『名探偵ピカチュウ 〜新コンビ誕生〜』

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『名探偵ピカチュウ ~新コンビ誕生~』公式サイト

はじめに

『名探偵ピカチュウ 〜新コンビ誕生〜』は任天堂より2016年2月に発売されたアドベンチャーゲームです。『ポケットモンスター』シリーズの人気キャラクターであるピカチュウを探偵役に添えた異色作となっています。

ちなみに私は『ポケットモンスター』シリーズを本編『BW2』ぶりのプレイしました。

ゲーム内容

「少年ティム・グッドマンは行方不明になった父を探すためにライムシティを訪れた。そこで喋るピカチュウと出会い、一緒に事件解決や謎の解明に挑む」というあらすじのアドベンチャーです。
システムは大変オーソドックスで、場面ごとにその場にいるキャラクターに話を聞いたり、アイテムにタッチをして事件の手がかりを集めていきます。ただし、ポケモンが絡んでいることで、ポケモンならではのトリックが登場したりします。

レビュー

良かった点

”オッサンくさい”ピカチュウの徹底追及

本ゲームのピカチュウはめちゃくちゃ喋ります。それも「ピカピカ」言っているわけではなく、大川透の渋い声で「オレにめいれいするな」なんて喋ってくれます。痺れますね。
このようにプレイヤーにすり寄ろうとせず、新しいピカチュウ像をプレイヤーに提示したの新鮮で良かったと思います。ただし、これまでのイメージとはだいぶ異なるので、公式パロディとして楽しんだ方が良いでしょう。

ポケモンらしさを忘れないアドベンチャーパート

アドベンチャーとしてはオーソドックスなシステムですが、どの事件にも「ポケモンらしさ」が混ざっていたのが良かったです。
これはどういうことかというば、例えば謎解きにあるポケモンの特性が使われていたり、閉じ込められた洞窟から脱出するときにあるポケモンの助けを借りなければならなかったりと、『ポケモン』である必要性が感じられるつくりになっていました

また世界観も、ポケモンと人間が上手く共存している世界を上手に描けていて、少し変な表現になりますが、とても居心地が良かったです。

リアルで愛らしいグラフィック

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ポケモン』本編よりもリアル志向のグラフィックです。頭身が高く、また街並みも西洋的な建造物が多いです。これは他のシリーズ作品が独自のグラフィックで『ポケモン』世界を構築しているのに対して、本作は現代社会に『ポケモン』を溶け込ませようとしている点で違うと思います。

しかしポケモン自体はとても可愛らしく描かれていて、イラストとの違和感は全くありません。

良くなかった点

少し作業感がある

進行に迷ったり謎解きでつまづいたりはありませんでしたが、あまりに親切すぎるので、逆に作業感を感じました。探偵物というのであれば謎解きパートはもう少し難しくても良かったかもしれません。

まとめ

ニンテンドーショップで1200円というと少々高いように感じますが、ゲーム内容自体はそれだけの価値があると思います。
ただし、ゲームクリアに5時間はかからないことやシナリオが続編前提になっていることはあらかじめ知っておく必要があるでしょう。

点数:70点